乗換え便利度・・・5(人形町⇔水天宮前・・・3)(五段階評価)
都営浅草線は日比谷線と二駅で、銀座線と三駅で接続しています。面白いことに、日比谷線とは二駅とも乗り換えが便利で、銀座線とは三駅とも歩かされます。
その、便利な日比谷線との接続駅の一つがこの人形町です。専用の連絡改札口こそ設置されてはいませんが、両路線の改札口が向かい合わせに設置されています。当然ながら、乗り換えに費やす距離も短くなっています。
日比谷線から乗換える場合は、北千住寄りから三両目の6号車を使うと便利です。一方、日比谷線の線路は上り下りのホームが異なります。そのため、都営浅草線から日比谷線に乗換える場合、利用する乗り換え階段が異なります。北千住方面に行く場合は、西馬込寄りから三両目の3号車が、中目黒方面に行く場合は、押上寄りから三両目の6号車が便利になります。乗る号車を間違えると、せっかくの便利な構造であるにも関わらず、無駄に歩く羽目になるため、注意が必要です。
ところで、人形町にはもう一つ乗り換える事ができる駅があります。それは半蔵門線の水天宮駅です。日比谷線で最も中目黒寄りの車両で降りて、改札を抜けて地上に出て、そこから1分くらい歩くと水天宮駅の改札が見えてきます。ホームからホームで所要5分くらいでしょうか。なお、浅草線から行く場合は、中目黒方面への乗り換えで使った押上寄りから三両目の6号車が便利です。こちらは、ホームからホームへは10分くらい見ておけばいいでしょう。
2018年追記
なお、以下の文章は執筆時の2007年のものです。現在では過去のものとなりましたが、記念に残しておきます。
ただ、これほど近いにも関わらず、東京メトロは両駅を接続駅としていません。両駅を乗換える際に歩く距離は、赤坂見附から有楽町線永田町までのそれよりずっと短いのに不思議な事です。乗り継ぎ地下道がなく、一度地上に出なければならないからでしょうか。いずれにせよ、両駅を乗り継ぐ場合は、一度下車して再度乗車という形になります。したがって、切符を二度購入する形になり、運賃が割高になります。もちろん、東京メトロと都営地下鉄における乗継ぎ割引の適用にもなりません。
実は、日比谷線と半蔵門線には接続駅がありません(乗り入れ先の東武伊勢崎線においては、北千住以降は複々線を併走しますが)。そのため、直接乗換えるとなると、この両駅を介する方法が最善ととなります。運賃の事を考えれば、間にもう一路線を挟んで乗換える必要がありますが、それについては、後日書きます。