乗り換え便利度

  • 日比谷線がらみ・・・3
  • 丸ノ内線-千代田線・・・1

 日比谷線を軸に、「逆コの字型」で構成されている駅です。そのため、丸ノ内線と千代田線の乗り換えを行なう場合、日比谷線のホームを端から端まで歩く必要があります。したがって、この駅で丸ノ内線⇔千代田線の乗り換えを行なうのは適切ではありません。池袋方面-綾瀬方面を除けば、一駅隣の国会議事堂前で乗換えるべきです。
 また、残る池袋方面⇔綾瀬方面ですが、これも、両線の位置関係からして、淡路町-新御茶ノ水での乗り換えになります。結論だけ言うと、この駅で丸ノ内線-千代田線の乗り換えを行なう事はまずありません。

 一方、日比谷線での乗り換えですが、千代田線と乗り換えならば、一つ隣の日比谷のほうがやや便利です。したがって、霞ヶ関を使うのは、中目黒方面⇔代々木上原方面に限られます。
 なお、乗換えるときの車両は、日比谷線は一番中目黒寄り、千代田線は一番代々木上原寄りとなります。
 一方、丸ノ内線⇔日比谷線については、一つ隣の銀座と、乗り換え所要時間はさほど変りません。
 そのため、荻窪方面⇔中目黒方面ならば霞ヶ関を、池袋方面⇔北千住方面ならば銀座を使います。
 それ以外の場合ですが、日比谷線に乗っている場合で言えば、霞ヶ関で丸ノ内線に乗換える場合は一番北千住よりの車両が、銀座での場合は一番中目黒寄りの車両が便利となります。したがって、その時乗っている車両によって、霞ヶ関乗り換えか銀座乗り換えを選択するのがいいでしょう。
 同様に、丸ノ内線の場合は、霞ヶ関ならば一番荻窪寄りが、銀座なら編成半ばが便利になります。それによって霞ヶ関と銀座を使い分けるのがいいでしょう。
 あと、余談ですが、丸ノ内線の霞ヶ関駅と、有楽町線の桜田門駅はさほど離れていません。具体的に言えば、丸ノ内線の赤坂見附駅と有楽町線の永田町駅より近いです。にも関わらず、前者が乗換駅でなく、後者が乗換駅、というのは少々腑に落ちないものがあります。

 なお、これは乗り換えとは関係のない話ですが、霞ヶ関駅には、官公庁と直結した出口があります。そこを用いる時は、警備員に身分証の提示を求められます。鉄道ファンの間では、JR鶴見線の海芝浦駅が「改札を出るのに身分証の提示が必要な駅」として知られていますが、実は都心のど真ん中にもそのような駅があるわけです。
 あと、霞ヶ関駅は日比谷線ホームで分断されているような形になっています。したがって、一部の丸ノ内線寄りの出口から、一部の千代田線寄りの出口へは、地下を通って行くことができません。