乗換え便利度
四ッ谷駅で一番高いところにあるのは、丸ノ内線のホームです。その一層下に中央線があり、さらにその地下深くに南北線ホームがあります。
しかも、地上にある丸ノ内線のホームから地下にある南北線のホームに行くのに、一度階段を上らねばなりません。
このように書くと、丸ノ内線と南北線の乗り換えは渋谷駅で銀座線から半蔵門線に乗換えるくらい面倒なのでは、とも思えます。
しかしながら、この両線の乗り換えはそれほど不便ではありません。
丸ノ内線からですと、一番新宿よりの車両に乗り、階段を上ります。上がったところに南北線と接続する長いエスカレーターがあります。そこを降りて歩けばすぐに、南北線ホーム行きの階段があります。
高低差はあるのですが、階段・エスカレーター間を歩く距離が短いため、乗り換えの体感時間はあまり長くありません。
一方、中央線との乗り換えですが、丸ノ内線赤坂見附方面のホームに改札口があります。出るとすぐに中央線改札口がありますので、そこを入って階段を降りればホームとなっています。都内における地下鉄とJRの乗り換えでは、最上位とも言える便利さです。
一方、新宿方面行きの場合、一度線路を跨いで赤坂見附方面のホームに行き、そこから乗換える必要があります。いずれの場合も、最も新宿よりの車両に乗るのが便利です。
南北線と中央線の乗り換えですが、二つの経路があります。一つは、先述した南北線⇔丸ノ内線の経路を使い、さらに赤坂見附方面ホームの改札口から中央線に入る方法です。一方、地下で改札口を出て、道なりに地上に行けば、JRの入口に出ることができます。
歩いてみた感じでは、どちらの経路もほぼ同じくらいの所要時間で行けます。丸ノ内線ホーム経由だと、中央線の最も新宿よりの車両に乗るのに便利です。一方、地下で改札を出る経路だと、編成のほぼ真ん中あたりにある車両に乗るのに便利です。というわけで、降りた後にどの車両に乗るかによって、双方の経路を使い分けるといいかもしれません。
このように、南北線関係は少々歩くものの、他の駅に比べれば便利です。したがって、四ッ谷で乗り換えが可能な場合は、ここで乗換えるのが最善となる事が多いでしょう。
なお、中央線から地下鉄に乗り換える場合は、「一番新宿よりの先頭車両に乗っておく」と覚えていれば間違いがありません。
丸ノ内線にはすぐに乗り換えられますし、そこから連絡通路を使って南北線に乗り換える事もできます。