乗り換え便利度・・・1-
大江戸線で乗り換えが不便な駅というと、隣接する蔵前が有名です。しかしながら、この両国も、それに劣るとも勝らぬ、乗り換えの不便な駅です。
都営地下鉄最初の路線である浅草線は、田町駅の目の前にある駅を「三田」に、浜松町駅のすぐ近くの駅を「大門」としました。それを考えると、総武線両国駅からかなり離れている大江戸線のこの駅が「両国」を名乗ること自体に、かなりの違和感があります。
地下鉄から乗換える場合は、編成の両端に階段があります。一方で、編成の半ばにはエレベーターがあります。したがって、通常はの場合は両端に、大きな荷物がある場合は真ん中あたりに乗るのがお勧めです。もっとも、大きな荷物がある場合は、それ以前の問題として、ここで乗換えない方がいいわけですが・・・。
一方、総武線から乗換える場合ですが、東口を使うことになります。車両でいうと、4号車か6号車になります。なお、間違えて西口で降りてしまうと、ただでさえ時間のかかる乗り換えが、さらに時間がかかるので注意が必要です。ちなみに、西口の改札を出ると、「都営大江戸線両国駅 550m」という標識を見ることができます。
乗り換えの経路自体は道なりなので、迷うことはありません。大江戸線からならば、A4出口から出て、右を見れば総武線の高架があります。そこを渡って左折すれば後は時間こそかかるも一本道です。
総武線からの場合も同様で、東口を出て左折して線路沿いに歩き、通りにぶつかったら左折すれば、大江戸線の駅に着きます。
いずれにせよ、時間がかかる上に、屋外移動も多いので、基本的にここでの乗り換えは回避するべきです。たとえば、大江戸線の上野御徒町以西に行くならば、秋葉原を経由して御徒町で乗換えたほうが全然楽です。同様に、大門以西に行くならば、一つ隣の浅草橋で都営浅草線に乗換えてから大門で乗換えた方が、ずっと短い時間で行くことができます。
また、清澄白河に行くなら、一つ隣の錦糸町から半蔵門線を使ったほうが楽です。さらに、かなり限定的な話ではありますが、船橋以東の千葉から行く場合は、西船橋で東西線に乗換えて、門前仲町で大江戸線、という方法もあります。
とにかく、両国駅での乗り換えは、「他にどうしても手段がない場合」のみにすべきでしょう。他の回避策を用いたほうが、時間も体力も節約ができます。